チベット10日間完全パノラマツアー:ラサ・ニンティ・シガツェ・エベレストベースキャンプ

  • ラサではポタラ宮とジョカン寺で歴史の重みを体感し、ニンティでは詩のような桃源郷に出会い、シガツェではタシルンポ寺の神聖さに触れ、エベレストベースキャンプで世界の頂点の感動を味わいます。

    ラサを出発し、まずはニンティで峡谷、森林、聖なる湖の絶景を堪能。その後シガツェを経てエベレストベースキャンプへ向かい、世界の頂を仰ぎ見て、感動と共に帰路につきます。


  • Day 1

    ラサ到着

    移動時間:約1時間、距離:60km、標高:3600m

    本日、日光の都・ラサへご到着です。チベットのガイドが伝統的な白いスカーフ「カタ(Khatag)」をお渡しし、心からの歓迎を表します。市内への移動中には、ラサ川大橋を通過しながら、まるで別世界のような風景が少しずつ広がっていきます。透き通るような青空、紺碧の川、風にたなびく祈祷旗(タルチョ)──これまでとはまったく異なる光景が目の前に現れます。かねてより憧れていた聖地・ラサへようこそ。ホテルにチェックイン後は、高地環境に慣れるためにゆっくりとお休みください。

    ラサは中国チベット自治区の首都であり、政治・経済・文化の中心地です。古くからチベット仏教の聖地として知られ、歴史的遺産、宗教文化、雄大な自然景観が調和する、神秘に満ちた都市です。

    地理位置
    ラサ市は中国南西部、チベット自治区の南東部に位置し、ヤルンツァンポ川(ブラフマプトラ川)の支流であるラサ川の上流にあります。平均標高はおよそ3,650メートルで、世界でもっとも標高の高い都市の一つです。

    歴史と文化
    ラサは美しい景色、悠久の歴史、独特の風習、濃厚な宗教的雰囲気で知られています。「中国優秀観光都市」「ヨーロッパ人観光客に最も人気の都市」「全国文明都市」「中国で最も安心できる都市」「中国の魅力的な都市トップ200」「世界の魅力都市200選」「2018年 中国観光人気都市100選」など、多くの称号を受けています。

    観光スポット
    ラサには数多くの歴史遺跡があります。中でもポタラ宮、ジョカン寺(大昭寺)、ノルブリンカはユネスコ世界文化遺産に登録されています。その他にも、デプン寺、セラ寺、ラモチェ寺、宗角禄康公園、チベット王陵、チュプ寺、ラサ大モスク、曲貢遺跡、チベット博物館、薬王山、直貢噶舉派の寺院群などが訪れる価値のある名所です。ショッピングエリアでは、バルコル街(八廓街)、ユートゥル路歩行街、ラサ百貨大楼が人気です。

    グルメ体験(ラサの味)
    ラサに来たら、まずはチベット麺と**甘いお茶(スイートティー)**で、地元の朝を体験してみましょう。街を歩けば、**リャンフェン(冷麺)**の屋台があちこちにあり、太麺・細麺、白色・黄色などさまざまなバリエーションが楽しめます。ニンニクや唐辛子などの調味料を添えれば、立派な一品に。

    朝早く、多くのチベット人はバター茶(バターティー)も愛飲します。お茶、バター、塩を煮込んだ独特の飲み物で、ほんのり甘じょっぱく、空腹感を和らげ、身体を温めてくれます。そして、チベットの主食のひとつがツァンパ。炒った大麦粉にバター茶を加えて練ったもので、青蔵高原では欠かせない栄養源です。青稞(チベット大麦)は、高地でも育つ強い作物で、チベットの食文化の基盤となっています。

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  • Day 2

    ポタラ宮 – ジョカン寺(大昭寺) – バルコル通り – ホテル

    移動+観光+食事、合計所要時間:9時間、移動距離:約100km、高度:3650m

    ポタラ宮(布達拉宮)
    ポタラ宮は中国チベット自治区の首都ラサの市街地北西、マルポリ(紅山)にそびえ立つ壮麗な宮殿複合建築です。7世紀、吐蕃王朝の王・ソンツェン・ガンポが、ネパールのブリクティ姫と唐の文成公主を迎えるために最初の建設を行いました。

    17世紀に大規模な再建が行われて以来、ポタラ宮は歴代のダライ・ラマが冬の宮殿として使用する宗教と政治の中心地となりました。世界で最も標高が高く、規模も最大級の宮殿建築として知られ、チベット文化を象徴する代表的建築物のひとつです。

    建築様式はチベット・唐・ネパール・インドの各地の影響を融合しており、チベット仏教の精神的象徴であり歴史的文化遺産でもあります。現在の構成は、政務のための白宮と、宗教儀式の中心となる紅宮の二部からなっています。

    宮殿内部には現在も約80人の僧侶が生活しており、巡礼や見学の際には、殿内で掃除をしたり静かに読経したりする僧侶の姿を目にします。「宝物が並ぶ博物館」といったイメージとは異なり、ポタラ宮はまさに巨大な生きた寺院であり、仏像、経典、仏塔(高僧の遺骨を納めるストゥーパ)などが多数安置されています。

    巡礼者の多くはチベット人で、念仏を唱えたり、数珠を指で繰ったり、マニ車を回しながら「身・口・意(三業)」の祈りの所作を続け、手や額、体を用いて布幡・扉・仏像前の床に触れて信仰の証を示します。

    ジョカン寺(大昭寺)
    **ジョカン寺(大昭寺)**はチベットのみならず、チベット仏教全体において極めて重要な寺院の一つであり、国際的にも高い評価を受けています。

    チベット仏教の精神的中心地
    大昭寺はチベット仏教の精神的中枢・象徴とされており、ソンツェン・ガンポ王の時代に建てられました。仏教がチベットに伝来し発展する象徴的な存在であり、ラサにおける最も神聖な寺院です。

    仏法の学びと修行の場
    大昭寺はチベット仏教の学院のひとつであり、仏教経典や教義、修行法などが伝授される場として機能しています。ここでは、僧侶たちが日々の学びや儀式、宗教活動に取り組んでいます。

    信仰と巡礼の地
    この寺院には、無数の巡礼者と信者が訪れます。仏陀や菩薩に香を捧げ、祈願し、礼拝・読経を行い、心の平安・智慧・加護を求めます。
    1994年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、芸術的・宗教的な価値が国際的に評価されました。

    パルコル通り(八廓街)
    パルコル通り(バルコル/八廓街)は、ラサ旧市街の中心を巡る巡礼路であり、宗教と市民生活が見事に融合したラサの文化的・精神的な象徴です。ジョカン寺を中心にぐるりと囲むように広がっており、チベット各地からの巡礼者と地元の商人たちで常に賑わっています。

    この通りを歩くと、まるで時空を超えた神秘的な世界に足を踏み入れたかのような感覚を覚えます。ここは単なる市場ではなく、チベット文化と信仰の生きた舞台でもあるのです。

    ショッピング天国
    パルコル通りには数多くの店舗が並び、仏教法具・伝統衣装・手工芸品などが販売されています。精巧なタンカ(仏画)や手作りの銅器・アクセサリー・装飾品などが揃い、文化愛好家や旅の記念品を探す方にはまさに理想の場所です。

    グルメ体験
    ここではチベット料理も堪能できます。バター茶、チベット蒸しパン、青麦酒など、香り豊かなチベットのローカルフードをぜひ味わってみてください。

    文化的体験の場
    バルコル通りは商業の場であると同時に、チベット仏教文化の展示空間でもあります。古い寺院や神々が祀られた祠、伝統的な建築が並び、チベットの宗教的雰囲気と文化の深みを直に感じることができます。

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  • Day 3

    ラサ - ニンティ(ニンチ)

    移動・観光・食事:所要約9時間、走行距離500km、高度3650mから2900mへ

    バソンツォ湖 –「チベットの小さなスイス」| 雪山と森に囲まれた神秘の楽園
    「チベットの小さなスイス」と称される**バソンツォ湖(巴松措)**は、雪を冠した山々、透き通る湖、水のカーテンのような滝、広がる牧草地、歴史的遺跡、チベット仏教の古刹が一体となった絶景地です。四季折々の風景が異なり、珍しい高山植物も豊富で、世界観光機関から世界観光地に認定され、国家森林公園としても指定されています。また、「トレッキング愛好家の聖地」とも呼ばれています。

    湖は氷河のふもとに、まるで絵本のような静かな風景を広げており、湖面には雪山が鏡のように映り込み、神秘的な美しさを放っています。観光客はまだ少なく、まるで隠された桃源郷に迷い込んだような感覚が味わえます。

    中心に浮かぶタシ島(扎西島)の絶景を撮影するには、バソンツォリゾートの裏山を登るのがベストです。島には**ニンマ派の聖地である措宗貢巴寺(Tsozong Gongba)**があり、そこには伝説の「桃の木に抱かれた松」もあります。

    途中では、**ニヤン川谷(尼洋河谷)**の風光明媚な景色も楽しめ、雪山、原始林、草原、放牧されたヤクや羊など、チベット高原の自然と文化が存分に味わえます。

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  • Day 4

    ニンティ(林芝)-セジラ山-ルラン林海-ルラン鎮

    移動+観光+食事:合計8時間、約200km、標高は2900mから4720mに上昇し、再び2900mへ下降します。

    【ナムチャバワ峰(南迦巴瓦峰)】
    ナムチャバワ峰は、チベット自治区ニンティ(林芝)地域に位置し、標高7,782メートルを誇るヒマラヤ山脈東端の名峰です。その鋭くそびえる姿から「天に突き刺さる槍」とも称され、「中国で最も美しい山」との呼び声も高いです。年間を通じて頂上は神秘的な雲に包まれ、多くの旅行者や登山者を魅了しています。特に**セジラ峠(色季拉山口)**からの日の出の眺めは絶景で、南迦巴瓦峰を一目見ることができれば幸運が訪れるとも言われています。

    【魯朗林海(ルランの森林海)】
    「雪域のスイス」と称される魯朗林海は、標高2,700~4,200mに広がる深い森で、霧に包まれた幻想的な景色が広がります。「家に帰りたくなくなる場所」とも称されるほどの美しさで、春は野花が咲き誇り、夏は緑があふれ、秋は黄金色に染まり、冬は雪景色に包まれます。森林の奥には湖が点在し、小リスや野鳥などの野生動物も多く見られ、バードウォッチングや撮影にも最適です。馬とのふれあいや、チベットの伝統的なアーチェリー体験なども楽しめます。

     

    【魯朗鎮(ルラン・タウン)】
    魯朗鎮は海抜3,280mにある小さな町で、白壁と赤屋根のチベット式建築が立ち並びます。川沿いに築かれた町並みと山々、草原が調和し、まるでおとぎ話の中に迷い込んだかのような美しさ。近くの**炸西崗村(ザシガン村)**では民宿の宿泊もでき、特に秋の黄金の麦畑の風景は格別です。文芸的な建築と自然の景色が見事に融合しており、春・夏・秋・冬それぞれの季節ごとに絵のような景色が楽しめます。

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  • Day 5

    ニンティ(林芝)-カディン渓谷-ラサ

    移動+観光+食事|所要時間:合計10時間、420km|標高:2,900m→3,650m

    カディンゴウ渓谷|チベット唯一の“自然と仏”が共存する聖地
    カディンゴウ(卡定沟)は、チベット・ニンティ市に位置する自然景観と仏像景観が融合した唯一無二の渓谷であり、壮麗な滝と神秘的な石仏が共演する「天空の秘境」です。

    天仏の滝:神の姿を映す天然の彫刻
    渓谷の中腹から落下する高さ約200メートルの「天仏の滝」は、雨季には轟音と共に水量豊富に流れ落ち、乾季には絹のようにしなやかに流れ続けます。滝の背後には自然に形成された仏像が佇み、明瞭な顔立ちを持ち、両脇には男女の護法神が並びます。特に右側の女性護法神「ベイドゥラム」は約100メートルの高さを誇り、仏珠を持ち、ベールをまとった姿は圧巻です。

    “石が神になる”伝説の地
    「カディン」とはチベット語で「人間界の仙境」を意味し、ここでは岩そのものが神として崇められる場所。近くで見ると岩、遠くから見ると神。険しい山と谷の地形の中に、鷲の姿をした岩や、断崖に刻まれた神々の姿を見つけることができます。石に宿る神秘の力は、古代からの信仰を今に伝えています。

    酸素豊富な“ナチュラルオアシス”
    標高が高いにもかかわらず、ここカディンゴウは酸素含有量が高いことで知られており、高地順応がしやすいスポットです。チベットの山々の中でも、カディンゴウのように命と魂が宿る山は特別な存在。静寂と力強さが共存する山水の聖地です。

    周遊1時間のトレイルコース
    景区内には約3キロの周遊トレイルが整備されており、約1時間で滝・渓谷・聖石を巡ることが可能。木道や階段もあり、初心者でも気軽に自然と信仰の両方を体感できます。

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  • Day 6

    ヤムドク湖 – カロラ氷河 – シガツェホテル

    移動+観光+食事|所要時間:約10時間|移動距離:370km|標高:3650m〜4980m〜3800m

    羊卓雍措(ヤムドク湖)
    チベット語で「天の白鳥の湖」を意味する**羊卓雍措(ヤムドク湖)**は、チベット三大聖湖の一つであり、チベット最大の淡水湖でもあります。湖には十数の小島が点在し、透き通るような青い湖水と雄大な山々が織りなす風景は、まるで一枚の絵画のような美しさです。

    ヤムドク湖は高地の堰き止め湖で、数千万年前、氷河の土砂崩れによって河川がせき止められたことで形成されました。湖の形は非常に不規則で、分岐が多く、湖岸線も入り組んでいます。周辺にはコンムツォ、チェンツォ、ギュツォと呼ばれる3つの小湖が付随しています。

    かつては流出型の湖で、これらの湖と一体化し、モチュ川を通じてヤルンツァンポ川(ブラマプトラ川)へ流れ出ていました。しかしその後、湖の水位が下がり、内陸湖となって複数の小湖に分かれ、湖面の標高差はわずか6.5メートルほどになりました。

    湖水は鏡のように美しく、湖畔には豊かな草原が広がり、チベット高原の肥沃な放牧地として知られています。地元のチベット人たちは、民謡の中でヤムドク湖をこのように讃えています:

    「天にある仙境、地にあるヤムドク。天の星々、湖畔の牛と羊。」

    冬になると湖は完全に凍結し、純白の衣をまとった乙女のように、ヒマラヤの懐に静かに横たわります。春の終わりから初夏にかけては、牧人たちが牛や羊を小島へ船で運び、動物たちは草をのんびりと食みます。夏になると湖畔の草が豊かに茂り、まさに放牧に最適な季節となります。そして冬の始まりとともに、牧人たちは再び湖岸へと戻ってきます。

    さらにヤムドク湖は、天然の魚の宝庫としても有名です。湖内にはプランクトンが豊富で、魚の餌も豊か。夏になると魚群が深いところから浅瀬に移動して産卵や採餌を行い、素手でも捕まえられるほどの密度になります。チベット人の多くは仏教の影響で魚を食べない習慣があるため、ここはまさに魚たちの楽園です。

    特に「高原裸鯉(はだかごい)」が豊富で、その身は柔らかくてとても美味しいと評判です。湖における魚類の総量は8億キログラム以上と推定され、「チベットの魚庫」とも称されています。

    カラ氷河(カロラ氷河)
    カラ氷河は、チベット南部のロカ県とギャンツェ県の境界に位置し、ギャンツェの町からおよそ71kmの距離にあります。チベット三大大陸型氷河のひとつであり、年楚川の東の源流をなす氷河です。近くにはヤムドク湖もあり、氷舌の下に広がる絶景は特に有名です。

    大陸型氷河として、カラ氷河はその巨大な氷舌、青く透き通った氷湖、そしてそれを取り囲む雪山とのコントラストにより、まさに自然が生んだ壮大な芸術作品のような景観を誇ります。訪れる観光客は、氷河の迫力と神秘に心を奪われます。

    ただし、この地域は標高が非常に高く、訪れる際には高山病への備えが必要です。十分な防寒・健康管理の準備を整えておくことをおすすめします。また、天候の変化により観光可能時間が影響されることもあるため、出発前に最新の気象情報や開放状況を確認することが重要です。

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  • Day 7

    シガツェからエベレスト・ベースキャンプへ

    移動+観光+食事:合計10時間、走行距離約350km、標高3800mから5200mへ

    エベレスト(チョモランマ):世界の屋根、夢と冒険の聖地
    広大な地球上において、ひときわ天にそびえる壮大な山があります。それが、「世界の屋根」として知られるエベレスト(チョモランマ)です。
    標高8,848.86メートル(雪面)、**8,844.43メートル(岩面)**を誇るこの山は、地球上で最も高い場所であり、探検家や登山家にとっての聖地とも言える存在です。

    エベレストの魅力はその高さだけでなく、険しい地形や過酷な気候、そして神秘的な雰囲気にあります。山頂は一年中雪に覆われ、巨大な氷河とともに氷の王国を形作っています。太陽の光に照らされると、雪山はまるで天と地のあいだに浮かぶダイヤモンドのようにきらめきます。夜になると、星々の光と相まって幻想的な風景が広がり、息を呑むような美しさを見せてくれます。

    しかし、エベレスト登頂の道のりは容易ではありません。猛烈な寒風、雪嵐、酸素の薄さといった厳しい自然条件が、登山者の体力と精神力に試練を与えます。それでも、多くの挑戦者たちは、その頂きを目指して前に進みます。彼らは信念と努力によって、一歩ずつ山頂に近づき、ついに人生最高の栄光と誇りを手に入れるのです。

    エベレストはただの山ではありません。人間の限界を超え、夢を実現する勇気と意志の象徴でもあります。

    「チョモランマ(珠穆朗瑪)」というチベット語は、「大地の母」という意味を持ちます。この山はヒマラヤ山脈の主峰であり、中国とネパールの国境に位置しています。冬の強風や吹雪が頻繁に吹き荒れる一方、ここには貴重な動植物が生息する独特なエコシステムも存在します。しかし、地球温暖化、氷河の後退、人間の活動などによって、自然環境は今、大きな課題に直面しています。

    旅行者の多くは、**エベレスト・ベースキャンプ(EBC)を訪れ、山の壮大な姿を間近で見ようとします。日の出直後や日没前の2時間が、「日照金山(日の光に照らされた黄金の山)」**と呼ばれる最高の撮影タイミングとされています。

    ある旅行者はこう語りました:

    「標高8848メートルのエベレストのふもとで、深夜2時、マイナス5度の中で星空を見上げた。その瞬間の感動は、どんな写真でも表せない。人生で最もロマンチックな体験だった。」

    その神秘的な光景を目の当たりにしたとき、言葉を超えた感動が心に宿ります。エベレストは、自然への畏敬の念と、人生の新たな目標を思い出させてくれる場所なのです。

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  • Day 8

    エベレスト・ベースキャンプ – ガウラ峠 – シガツェ|世界の屋根を越える旅

    移動+観光+食事|所要時間:約7時間|距離:350km|標高:5200m→3800m

    ガウラ峠(加烏拉峠):5つの8000メートル級ヒマラヤ山脈を一望できる世界唯一の展望スポット
    ガウラ峠(加烏拉峠)は、標高5,210メートルの高地に位置し、チベット・定日県からエベレスト・ベースキャンプへ向かう途中にある重要な峠道です。ここはなんと、世界で唯一、8000メートル級の5つの高峰(マカルー峰、ローツェ峰、エベレスト、チョーオユー峰、シシャパンマ峰)を一望できる展望台として知られています。

    特に早朝の日の出時刻には、金色の太陽光が雪山を照らし、**「日照金山(にっしょうきんざん)」**と呼ばれる壮観な絶景が広がります。中国では「この景色を見ると幸運が訪れる」と信じられており、地元の人々は「雪山はあなたの願いを聞いてくれる」と語ります。

    ガウラ峠には2つの展望台があり、メイン展望台は山頂に設置されており、視界が非常に広く、ヒマラヤ山脈を一望できます。晴天の日には、連なる白い峰々と青空が織りなす大自然のパノラマに、心を奪われます。

    ある旅行者はこう記しています:
    「今日もまた自然に魂を震わせられた一日だった。ほんの一瞬、この雪山に自分の魂を捧げた気がする。日照金山の写真を皆さんにも共有します。あなたの願いが叶いますように。」

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  • Day 9

    シガツェ → ラサ

    移動+観光+食事:合計9時間、270km、高度3800m〜3650m

    ザシルンブ寺(タシルンポ僧院 / Tashilhunpo Monastery)
    ザシルンブ寺(チベット語で「吉祥なる須弥山」)は、チベット・シガツェ市のニセ山の斜面に位置し、チベット仏教ゲルク派六大寺院の一つとして知られています。明代・正統12年(西暦1447年)に創建され、敷地面積は約15万平方メートル。寺内には僧坊が57棟、殿堂を含む建物は全部で約3,600棟にも及びます。

    その建築は、チベット伝統建築と仏教的意匠が巧みに融合しており、チベット仏教の宗教美術とパンチェン・ラマの霊塔の厳かさを見事に表現しています。

    特に注目されるのは、世界最大の金箔張り銅製ジャンバ(弥勒)像です。高さは26.2メートルにも及び、視覚的インパクトは圧巻。110人の職人が4年の歳月をかけて完成させ、金と宝石がふんだんに使用されました。その宗教的価値と文化的意義は非常に高く、まさに壮麗そのものです。

    寺院は山の傾斜に沿って建てられており、殿堂と殿堂が繋がり、小道が複雑に交錯しています。遠くから見ると、白壁に黒い窓枠、金色の屋根に赤い壁が幾重にも重なり、整然とした美しい景観を形成しています。

    ある旅行者は、ザシルンブ寺をこう語っています:

    「間違いなく、今回のチベット旅行で一番“雰囲気”のあるお寺でした。ポタラ宮やジョカン寺ほど有名ではないけれど、だからこそ観光地っぽさや商業的な雰囲気がなく、本来の寺の静けさと尊さが残っている。

    寺の中は観光客がほとんどおらず、周囲のいくつかの村とも一体化していて、行き交うのは僧侶や地元の人々ばかり。3月〜4月のチベットは天気が変わりやすく、桃や梅が咲く一方で、雪がしんしんと降る。朱色の壁が雪に映えてさらに鮮やかになり、遠くからは鐘の音がゆったりと響き渡る。何百羽もの鳩が金色の屋根の上を嵐のように舞い上がる光景は、まるで神託のようでした。」

    歴史と祈りの光をたどる巡礼の旅——ザシルンブ寺を訪れることで、その壮麗な建築美と深い文化背景に触れられるだけでなく、チベットの人々の温かさと素朴な人柄にも出会えることでしょう。

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  • Day 10

    ラサ空港への送迎

    ガイドが空港までお見送り。あっという間に帰路へと向かいます。自然と一体となって旅を満喫し、心には思い出がたくさん残ります。旅は終わっても、人生の美しさとエネルギーは心の中に生き続けます。またラサでお会いしましょう。タシデレ!

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